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株式会社 日本能率協会総合研究所では、厚生労働省より令和４年度老人保健健康増進等事業（老人保健事業推進費等補助金）の国庫補助を受け、以下の４事業を実施することになりましたので、公表いたします。

■老人保健健康増進等事業

新興・再興感染症や災害発生時における介護保険サービス提供継続に関する調査研究事業
　本事業では、訪問看護事業所を中心に新興・再興感染症や災害発生時における地域の介護保険サービス事業所間の連携・協力体制の整備状況等について把握を行う。また、先行的な連携取組事例を収集し、各地域において連携体制の整備を進めるための手引きを作成する。さらに、連携の中心的役割を期待される訪問看護事業所やそれを支援する自治体等が協力し、介護サービス事業所間の連携・協力体制整備ができるよう、作成した手引きを踏まえた研修会を開催する。

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた通いの場をはじめとする介護予防の取組に関する調査研究事業
　本事業では新型コロナウイルス感染症影響下における通いの場をはじめとする介護予防の取組についての課題に対応するための基礎資料の獲得をめざし、全国市町村への悉皆調査並びに特定自治体の協力による詳細分析、並びに関連報告等の収集・再整理を実施する。加えて、効果的な課題解決を実施している自治体等の情報をまとめた事例集を作成し、広く周知を図る。また、今後の有事を想定した介護予防の推進方策について提言をまとめることを目的に、実態の把握と有識者等による検討の場を設置・運営する。

介護福祉士のキャリアモデルとリーダーとしての役割に応じた研修活用の在り方に関する調査研究事業
　本事業では、先行研究において得られた「介護福祉士が研修の受講を通して、リーダーとしてのスキルを向上させつつ、習得したスキルを発揮する」ということを繰り返しながら、自身の専門性をより向上させることができ、その結果チーム全体としての介護の質の向上が図れるというロジックモデル（仮説）を検証するため、研修が現場においてどのような効果をもたらしているかアウトプット及びアウトカムの把握を行い、研修活用のあり方について提言を行う。

介護給付費等の動向から見た保険者機能の在り方に関する調査研究事業
　本事業では、自立支援・重度化防止及び介護給付費等の適正化に向けて、保険者機能強化推進交付金等を活用した有効な取組の検討に資する材料を得るため、自治体が保有するデータを基に保険者の各種の取組及びその評価の在り方について検討を行う。その際、医療費等との関係性も含め、現状と課題を整理する。