ABOUT USTOP MESSAGE

研鑽された「知」を結び合わせ、
不確実な時代の本質を見極める。

株式会社 日本能率協会総合研究所
代表取締役社長譲原 正昭

日本能率協会のグループ会社として、1984年に創設されて以来、JMARは官公庁様や企業様の「知の課題」に向き合ってきました。当社の事業本部は3つに分かれており、国や自治体等の公共系の調査研究事業を行う「社会イノベーション研究事業本部」、民間企業向けの調査研究やコンサルティングを行う「マネジメント&マーケティング研究事業本部」、課題の解決に最適な情報提供を行う「MDB事業本部」が存在します。そして、 MDBが有する50万件にも及ぶ膨大なマーケティングデータも活用しつつ、公民の双方から日本の事業課題、社会課題に応えるという強靱な体制を組んでいます。現代は、世界の紛争に伴う地政学リスクの高まり、地球規模での環境問題、感染症のパンデミック、飽和した国内市場、少子高齢化の問題など、ますます、先が見通しにくい時代になっています。そんな時代だからこそ、「本質を見極め、適切な判断と行動を促す知を提供する」という理念のもと、データを下敷きとした「ファクトオリエンテッド」な視座で、経営層から現場層までへの柔軟なアプローチを行い、時代を見通せるような最適な支援を心がけています。


本質を見極める目は、課題解決の根幹を捉えるだけでなく、ある事業がその企業や社会にとって、どういった意味合いを持つのかという「大義のありか」を突き止めるためにも必須となる素質です。最適解となる情報を提示するには、お客様の特性や水準といった、あらゆる属性を認知することが求められます。そして今後は、生成AIの登場により、シンクタンクの存在意義が改めて問われる時代となっていくでしょう。それでも私たちは、AI技術を最大限に活用した上で、自分たちの存在意義を確立できるはずです。AIには判別が困難な、お客様の課題の本質を見極めること。そしてAIが収集したデータを取捨選択し、課題解決に効果的になるようにデータを紡ぐ「ストーリーテリング」を行うこと。それらは、長年にわたって「知」を研鑽してきたJMARだからこそ、可能なことなのではないでしょうか。なによりも、AIには温度がありません。お客様と一緒に汗を流し、考え、そして背中を押せるのは、結局のところ人間ではないかと思うのです。


JMARを象徴する言葉として、「集団天才」というものがあります。個々人が知の研鑽を積み、高水準の専門性を持ちつつ、チームとしてまとまった時に大きな力を発揮する。そうした、多様性によって生み出される「共創・協創」こそが、私たちがもたらすことのできる最大の価値なのです。しかし、集団天才だからといって、必ずしも強烈な才能を要求するのではありません。集団への影響の与え方は、一つではないはずです。高い知性で他人を刺激する人、新しい提案に快く応じる人、仕事を楽しくさせる盛り上げ役など、あなただけの個性を発揮してください。当社には、意欲に燃える若手がいれば、異業種の知識も持ち合わせたベテラン、そして育児や介護に奮闘している方など様々な人々がいます。そんな中でも、相手の立場に立つことを忘れず、私たちと共に、社会や事象の本質を見極め、顧客に、社会に貢献したい!と高い志を持っていらっしゃる方を、心よりお待ちしています。