PEOPLE5

もう一段上のフレームワークで、
お客様に最適解を提供する。

MDB事業本部
MDB事業部 メンバーサービス室 東京第2グループ長
2018年度 中途入社 H.T

PROFILE
大学時代に、アメリカのミズーリ州に留学した経験を持つ。前職の勤務中に、「数十年後に自分は何を達成しているんだろう?」という自問が生まれ、転職を考え始める。大学時代までに培った広告、会計、ビジネス、そして英語の知識を活かしたいという思いから、業種を問わずサポートができるJMARに入社することを決意。

現在の仕事内容

私は、世の中にある「公開情報」を収集し、提供することでお客様の課題解決に貢献しています。JMARには、企業様が会員登録することで情報を得られる情報提供サービスがあり、保管されている公開情報には、市場の情報だけでなく、専門分野のインタビュー記事や企業の決算情報といったあらゆる情報が含まれています。基本的には、この会員制サービスの枠内で調査を行いますが、お客様の課題解決に充分ではないと判断した場合には、個別に契約を結ぶこともあります。この場合でも、情報源としてはJMARにあるものを活用しますが、情報を表や資料にまとめ、そこから見えてくるものを分析するといった、一歩踏み込んだ提案を行います。

新規のお客様は、「どのような情報を収集し、それをもとにどういった行動をとるべきか」が分からないことも少なくありません。そこで、私たちがしっかりと寄り添ってヒアリングを行い、調査すべき内容を組み立てる必要があります。場合によっては、「なぜその情報を知りたいのか」という課題の本質までさかのぼり、新しいアプローチを提案することもあります。このように、課題解決のフレームワークを広げて、具体的な方法へと落とし込む作業は大変ではありますが、その甲斐あって事業が進展し、「またお願いしたい」と言っていただけたときには大きなやりがいを感じます。

私は、「大学時代はこれが専門でした」といえるほど深く研究をした分野を持っていません。しかし、商学部において広告、会計、ビジネスなどを幅広く学び、アメリカ留学を通じて英語を実践的に習得し、前職の試験でも複数の分野の勉強を行いました。現在の仕事でも、こういった「広い学び」が、大きく活かされているように感じます。たとえば、お客様から依頼を受けたとき、まずは足掛かりとなる方向性を決めなければなりません。最初に決める方向が大きくズレてしまうと、課題の解決にそぐわないだけでなく、結果としてお客様からの信用を得ることも難しくなります。「少なくとも、まずはこの方向で調査を進めるべきだ」という感度は、そのように幅広く学び、広い視点で見れるようになったからこそ、身についたものではないでしょうか。

お客様とのエピソード

初めて、大型の調査案件を自分で取ったことが、深く記憶に残っています。私の担当する業務は、基本的には公開情報の提供であるため、数日以内で完結するクイックなものが大半です。だからこそ、かつては一つ一つの案件に深く入り込めていないように感じていました。一方で、その大型の案件では、自分の判断で会員制サービスから個別契約への切り替えの提案を行い、調査・分析・報告までを一気通貫で行いました。さらに、アウトプットがお客様のニーズからズレないよう、何度も擦り合わせを行いながら進めました。この案件を通して、情報を必要とするお客様の背景、最適なまとめ方、そして情報の使われ方を理解することができ、普段のクイックな案件でもそれらを意識した情報収集が行えるようになりました。

ある1日のスケジュール

9:00

出社

9:30

業務開始

依頼に対して情報を検索、レポート結果を報告

12:00

ランチ

会社周辺のお店で、同僚と一緒にご飯を楽しむ

13:00

Web面談

調査の内容について、Web面談ですり合わせ

15:00

資料作成

依頼案件の調査・回答

19:00

退社

明日の予定を確認、急ぎの案件のメールチェック

これからも、「お客様の課題の本質をいかに抽象化できるか」という点に焦点を当てて、研鑽を積んでいければと思っています。たとえば、お客様が「上の人からこうしなさいと言われてしまって…」というような状態に陥っているのであれば、本来取るべきアプローチを見逃してしまっている可能性もあります。お客様が必要としている情報は、何を目的として必要としているのか。その目的は、どんな課題の解決に繫がるものなのか。そのように、考え方のフレームを一段、二段と上げて考えることで、正しい解決策やデータが浮かび上がります。場合によっては私たちの部署ではなく、JMARの他部署を提案するなど、すべての可能性の中からベストなアプローチを提案できるよう、これからも知識と経験を積み重ねていきます。

私が、仕事をする上で大切にしているのが「働いていて楽しいかどうか」という感覚です。自分がその仕事をしていて、前進している感覚があるのか、それを楽しいと感じられるのか、その納得感は絶対に大事なものだと思います。ただし、楽しいだけでは仕事に対する真剣さが失われてしまう可能性もあります。理想的には、楽しいと苦しいがほどよく同居しているような環境です。そういった環境なら、真摯に仕事に向きあいながら、なおかつ楽しんで成長を続けられるのではないでしょうか。